フルクラムレーシングクアトロカーボン2016のインプレ評価

フルクラムレーシングクアトロカーボン

フルクラムレーシングクアトロが

カーボンリムになって帰ってきました!

 

クリンチャータイヤのモデルなので

普段使いも出来なくはないですが、

それにしても値段が高いですね、

細かいスペックは後から書きますが

前後で21万円という高級ホイールです。

 

カーボンじゃないクワトロLGは

お求めやすい価格なんですが1725gだし

どう意図でラインナップを作ってるんでしょうね?

 

ちなみに今回ご紹介するカーボンリム版は

21万円もするのに重量1555gなので、

1550gのレーシング3、1440gのZEROより重いです。

 

なので重量だけみたらフルクラム先輩…

ついにボケてしまったのか? と思いますが、

スペックを見るとそうじゃないことが分かります。

 

スペック、重量、価格

フルクラムレーシングクアトロカーボンのスペックは以下の通りです。

 

・価格 21万円
・重量 1555g
・リム高 40mm
・リム素材 カーボン
・スポーク本数 前18H 後21H

 

勘のよい人は気付いたと思いますが、

カーボンリムなのに1555gもあるのは

リムハイトが40mmだからでしょうね。

 

ちなみにレーシング0は1440gですが

リムハイトは前25mm、後30mmとなります。

 

つまりフルクラムの狙いとしては

軽さ重視の人はレーシングZEROを買ってもらい、

リムハイトの高さによるエアロ効果の恩恵や

剛性の高さを求める人にクワトロカーボン

購入してもらおうと言うことでしょうね。

 

アルミリムでリムハイトを高くしたのが

通常版のクワトロLGになりますが、

これ以上高くすると重すぎるので

カーボン素材を使ったと言うわけですね。

 

なんだフルクラムはボケてたんじゃないのか~

ヨカッタヨカッタ…と気を取り直したところで

走行インプレへとまいりましょう!

 

インプレ 漕ぎ出し&剛性の高さ

どの価格帯の商品と比較するかにもよりますが

22万円のホイールという期待感があると

漕ぎ出しの悪さを感じるかもしれません。

 

いや、決して悪くはないのですが

「22万円のホイール買ったぜ!」と

ワクワクしながら乗ると期待外れに

なるかもしれないよって話です。

フルクラムレーシング3より5g重いもんな~

くらいに思っておけば「おっ?」となるでしょう(笑)

 

ただ剛性が高いので踏み込んだ時の

レスポンスの良さは素晴らしいモノがあります、

これこそがリムハイトを高くした強みでしょうね。

 

ただ剛性が高いホイールだと調子に乗りがちなので

ハイペースにならないようにしないと

脚が売り切れる可能性はありますね…

 

巡航速度とヒルクライム

スピードに乗ってからの伸びは良いですし

ハブはスチールボールベアリングながら

回転は良いので滑らかな走りでした。

 

リムハイト40mmなのでいわゆる

50ミリを超えるディープリムには

空気抵抗で負けると思うのですが、

試乗会などで乗り比べない限りは

分からないレベルにも感じます。

 

ヒルクライムは重量という点でみると

1555gなので厳しいような気がするでしょうが、

剛性が高いおかげもあってグイグイ登ります。

 

重量が軽い=ヒルクライムで有利と言うのは

いっけんすると正しいようにも感じますが、

激坂もあるなら剛性も考えないといけませんので。

 

選択肢が多い

さすがフルクラム、性能は良いです。

ただ22万円となると選べるホイールが多く

他メーカーとのライバル争いも熾烈(しれつ)です。

 

例えばカンパニョーロバレット50なら

23万円でシマノフリーだと重量が1629g、

カンパフリーだと1590gになります。

ちょっと重量は重くなりますがリムハイト50です。

⇒バレットウルトラ50のインプレ

 

マビックのコスミックカーボン40Cが

前後で31万円ということを考えると安いので、

MAVIC信者をフルクラムに引き込む戦略かな?

でもファストフォワードのF4Rもあるし…とか

考えれば考えるほどキリがないですね。

 

例えば5万円以下、10万円以下とかなら

選択肢も限られてくるので選びやすいですが、

価格帯がアップすればアップするほど

選べる商品も増えてくるから迷いますよね。

 

ただこの価格帯になると決戦用でしょうから

心ゆくまで悩んでください、その時間も楽しいですから(笑)


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